最近ニュースなどでも耳にすることが増えましたが、不登校の子どもの数って年々増えているんです。文部科学省の発表では、2023年度には小中学生でおよそ30万人が学校に通えなかったそうです。数字で聞くとびっくりしますよね。

でも、不登校って必ずしも「悪いこと」じゃないんです。いじめや勉強のつまずき、家庭の事情、そして「学校の空気が合わない」など、理由は本当にさまざま。大切なのは、学校に行けなくなった子どもたちが「安心できる場所」を見つけられるかどうかなんです。

フリースクールや適応指導教室

学校の外には、いわゆる「居場所」と呼ばれる施設があります。
たとえばフリースクール。少人数で勉強したり、工作や体験活動を通して「自分のペース」を取り戻せる場です。
自治体が運営する適応指導教室では、先生やカウンセラーが一緒になってサポートしてくれたりもします。

「学校に戻ること」だけが目的じゃなくて、安心して過ごせることがまず大切なんですよね。

ネットの居場所も広がっている

最近はオンラインの居場所や学習サービスも増えてきました。画面越しでも「自分を理解してくれる人がいる」と思えるだけで、気持ちはずいぶん楽になるものです。匿名で話せる掲示板や相談サイトが子どもの支えになっているケースもあります。

課題もあるけれど…

問題は、地域によって施設の数に差があること。都市部だと選択肢があっても、地方ではなかなか見つからない。フリースクールは費用がかかるので、通いたくても通えない家庭も少なくありません。だからこそ、行政の支援や地域の取り組みが欠かせないんです。